0120-388-587

交通事故や後遺障害についてわかりやすく解説
交通事故お役立ちコラム

後遺障害について

骨盤骨折の後遺障害

交通事故では、以下のようなケースで骨盤を骨折することがあります。
・歩行者が交通事故に遭い、腰部や臀部(おしり)を自動車やバイクに当てられた場合
・自転車やバイクに乗車中の人が、交通事故に遭い転倒した際、腰部や臀部を地面に打ち付けた場合

このページでは、「骨盤骨折」についてご説明します。

3D medical illustration of the pelvis bone

 

骨盤骨折とは

「骨盤(こつばん)」とは、大腿骨と脊柱の間で体を支える骨のことです。 腰部や臀部(おしり)を交通事故で強打した際に、骨盤を骨折するのが「骨盤骨折」です。レントゲン写真、場合によってはCT撮影により診断が可能です。

骨盤骨折の主な症状

骨盤骨折の主な症状は以下の通りです。

骨折部の痛み

骨盤骨折の主な症状は骨折部の痛みです。

血尿、排尿困難等

骨盤骨折によって骨盤内の臓器が損傷することがあります。 たとえば、骨盤内にある膀胱や尿道が損傷することがあります(膀胱や尿道が損傷すると血尿が出ることが多いです)。 尿道を損傷した場合には、自力での排尿が困難になることがあります。 この場合には、尿道カテーテルを挿入することが必要になります。

脚の痛みやしびれ

骨折により腰部にある神経が圧迫されることがあります。 この場合には、腰部に痛みが出るだけでなく、脚に痛みやしびれの症状が出ることもあります。

 変形治癒による妊娠や分娩についての障害

骨折部分が変形治癒した場合には、女性であれば妊娠や分娩が困難になることがあります。

骨盤骨折の治療方法

骨盤骨折は骨折の内容により治療方法が異なります。

(1)骨盤骨(腸骨、坐骨、恥骨、仙骨、尾骨)が単独骨折した場合

基本的に手術は必要なく、 2、3週間程度入院し、ベッド上で安静にします。その後リハビリを行います。

(2)骨盤骨が2か所以上骨折した場合

骨折部分の骨のずれ方によって、治療方法が異なります。

 ア 前後にだけ骨がずれた場合

手術はせずに、入院して骨折部分を牽引することが多いです。 ただし、ずれ方が大きい場合には、固定装具を着用して固定して身体の外から固定することや、手術を行いプレートやスクリュー等を骨折部分に埋め込むことで身体の中から固定することもあります。 この場合、3カ月程度で骨癒合します。

 イ 前後だけでなく上下にも骨がずれた場合

固定装具を着用して身体の外から固定することや、手術を行いプレートやスクリュー等を骨折部分に埋めこむことで身体の中から固定することが多いです。 この場合、3カ月程度で骨癒合します。

骨盤骨折の後遺障害等級

骨盤骨折では、「痛み」、「股関節の可動域制限」、「人工関節又は人工骨頭」、「骨盤骨変形」、「正常分娩困難」の5つが後遺障害として認められます。

(1)痛みについて

痛みについては、12級13号あるいは14級9号が認定されます。
・レントゲン、MRIなどの画像上、痛みの原因が確認できる場合 12級13号
・レントゲン、MRIなどの画像上、痛みの原因が確認できない場合 14級9号

(2)股関節の可動域制限

骨盤骨折により、股関節の動く範囲が狭くなった場合は、8級7号、10級11号あるいは12級7号が認定されます。
・骨盤骨折により股関節の可動域がほとんど動かない場合 8級7号
・股関節の可動域が、怪我をしていない側と比較して、2分の1以下に制限されている場合 10級11号
・股関節の可動域が、怪我をしていない側と比較して、4分の3以下に制限されている場合 12級7号

(3)人工関節又は人工骨頭

骨盤骨折により股関節部分に人工関節又は人工骨頭を入れた場合は、8級7号あるいは10級11号が認定されます。
・股関節の可動域が、怪我をしていない側と比較して、2分の1以下に制限された場合 8級7号
・人工関節又は人工骨頭を入れた場合で、可動域制限の程度が8級7号に該当しないとき 10級11号

(4)骨盤骨変形

骨折部分が変形して癒合したときは、12級5号が認定されます。ただし、変形が、裸体になったときに明らかに分かる程度であることが必要です。

なお、万が一、外観から骨盤骨が変形していることが確認できるのに、最初の後遺障害認定で骨盤骨の変形が後遺障害として認定されなかった場合には、異議申し立てをして、自賠責調査事務所で行われる面接で、骨盤骨の変形を確認してもらうことにより、12級5号を認定してもらうことが可能です。

(5)正常分娩困難

女性が、骨盤骨折により産道が狭まり正常分娩が困難な場合は、11級10号が認定されます。

骨盤骨折の後遺障害認定のポイント

骨盤骨折の後遺障害申請のポイントとなる点は以下の通りです。

(1)後遺障害診断書左ページの「自覚症状」欄の記載について

骨盤骨折による痛みについて記載してもらいます。

(2)後遺障害診断書左ページの「他覚症状及び検査結果」欄の記載について

レントゲン、MRI等の画像上で骨盤骨の変形癒合が確認できる場合には、その点を記載してもらいましょう。また、人工関節又は人工骨頭を挿入した場合も、その旨を記載してもらいましょう。

(3)後遺障害診断書左ページの「胸腹部臓器・生殖器・泌尿器の障害」欄の記載について

女性の被害者が骨盤骨折により産道が狭まり正常分娩が困難である場合は、この欄に記載してもらいます。

(4)後遺障害診断書右ページの「体幹骨変形」の欄の記載について

骨盤の変形がある場合は、「ホ 骨盤骨」に○をつけてもらいます。

(5)後遺障害診断書右ページの「関節機能障害」の欄の記載について

股関節の動きが悪くなっている場合に、股関節が動く角度を測ってもらい、測定値を記載してもらいます。

骨盤骨折で後遺障害診断書の記載上、重要なポイントを赤でマーキングすると次の通りです。

骨盤骨折の後遺障害診断書の重要ポイント

後遺障害診断書キャプチャ(骨盤骨折)

 

まとめ

骨盤骨の骨折では、その認められる後遺障害も多岐にわたります。記載漏れは、被害者に不利に働きますので、後遺障害診断書を提出する前に十分なチェックが必要です。

 

後遺障害に関連するその他の情報

「脛骨骨幹部骨折」について詳しく解説しましたが、その他、交通事故の後遺障害に関する知っておくべき情報をまとめておきますので、参考にご覧ください。

「後遺障害とは」を弁護士が解説

交通事故の後遺障害「むちうち」について

交通事故の後遺障害「ヘルニア」について

 

交通事故に関連するお役立ち情報

また交通事故の後遺障害における慰謝料や示談金についてのお役立ち情報も以下でまとめておきますので、参考にご覧下さい。

「交通事故に関する弁護士費用や弁護士費用特約」について

「交通事故の弁護士に関する慰謝料増額」について

「交通事故に強い弁護士を大阪で探せる交通事故&後遺障害の相談サイト」について

目次ページへ戻る

弁護士費用

交通事故に関する相談は、弁護士報酬は、完全後払い制。保険会社から既に提示がある場合、増額ができなければ、弁護士費用は0円。
弁護士費用の詳しい説明はこちらへ

弁護士費用特約について

交通事故の弁護士費用自己負担が0円になる制度

詳しい説明はこちらへ

弁護士紹介

西川 暢春

交通事故のご相談は早めにご相談いただければいただくほどよい解決ができます。通院の方法や、検査の内容、後遺障害申請の手続きの仕方が、解決の内容に大きな影響を及ぼすからです。そのため、咲くやこの花法律事務所では事故の翌日からご相談をお受けしています。ご相談は無料ですのでぜひ早めにお越しください。

弁護士紹介を詳しく見る
交通事故に強い弁護士一覧
小田 学洋
弁護士
小田 学洋(おだ たかひろ)
主な取り扱い分野

交通事故の損害賠償請求

池内 康裕
弁護士
池内 康裕(いけうち やすひろ)
主な取り扱い分野

交通事故の損害賠償請求

片山 琢也
弁護士
片山 琢也(かたやま たくや)
主な取り扱い分野

交通事故の損害賠償請求

堀野 健一
弁護士
堀野 健一(ほりの けんいち)
主な取り扱い分野

交通事故の損害賠償請求

荒武 宏明
弁護士
荒武 宏明(あらたけ ひろあき)
主な取り扱い分野

交通事故の損害賠償請求

米田 光晴
弁護士
米田 光晴(よねだ みつはる)
主な取り扱い分野

交通事故の損害賠償請求

渕山 剛行
弁護士
渕山 剛行(ふちやま よしゆき)
主な取り扱い分野

交通事故の損害賠償請求

交通事故に強い弁護士チームの弁護士紹介はこちらへ

事務所案内

弁護士法人 咲くやこの花法律事務所
〒550-0011
大阪市西区阿波座一丁目6番1号
MID西本町ビル9階

0120-388-587

アクセスマップ

Googleマップで大きい地図を見る

【電車の場合】
地下鉄御堂筋線・中央線・四つ橋線
本町駅 22番出口 徒歩1分

【お車の場合】
近隣駐車場をご利用下さい。
大阪センタービル(伊藤忠ビル)の地下駐車場が便利です。

対応エリアについて
交通事故に特に強い弁護士へご相談下さい!
メールによるお問い合わせはこちら