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交通事故や後遺障害についてわかりやすく解説
交通事故お役立ちコラム

後遺障害について

胸椎・腰椎損傷(圧迫骨折、粉砕骨折、破裂骨折)

交通事故では、以下のようなケースで、胸椎や腰椎の骨折が発生することがあります。

(1)自転車やバイク等で事故に遭って、転倒し、臀部や胸部を地面に強打した場合
(2)自動車乗車中の事故で、体の動きがシートベルトで強く抑えられることにより脱臼を伴う骨折が発生する場合

このページでは、交通事故で発生する胸椎・腰椎の骨折の後遺障害についてご説明したいと思います。

Doctor explaining anatomical spine to his patient in medical office

胸椎・腰椎の骨折とは

胸椎は背骨(脊椎)のうち、胸部に上下に連なる12個の骨をいいます。そして、腰椎は、背骨のうち、胸椎の下に続く5個の骨をいいます。この胸椎あるいは腰椎が骨折するのが、胸椎・腰椎の骨折です。圧力がかかってつぶれた場合を「圧迫骨折」、多数の骨折を生じた場合を「破裂骨折」、「粉砕骨折」といいます。

胸椎・腰椎の骨折の主な症状

骨折部分の痛みが主な症状です。また、骨折の程度によっては、感じます。さらに、下肢のしびれや、麻痺などの症状が現れることもあります。

胸椎・腰椎の骨折の一般的な治療方法

胸椎・腰椎の骨折は、脱臼を伴わないものを安定型、脱臼を伴うものを不安定型といいます。安定型であればベッドで安静にすることがほとんどです。場合によりギプスを用いた保存療法がおこなわれます。不安定型の場合は手術による固定が行われる場合が多くなります。

胸椎・腰椎の骨折の後遺障害等級

胸椎・腰椎の骨折による後遺障害の主なものは「変形障害」と「運動障害」の2つです。痛みやしびれは、「変形障害」に伴うものとして評価されます。

「変形障害」と「運動障害」について認定される後遺障害等級はそれぞれ以下の通りです。

胸椎・腰椎の変形障害について

胸椎・腰椎の骨折では、適切な後遺障害申請をすれば、脊柱の変形として11級7号の後遺障害が認められれるのが通常です。さらに、骨折による変形がひどい場合、その程度に応じて、8級準用または6級5号が認定されます。

胸腰部の運動障害について

胸椎・腰椎の骨折により、骨が曲がってしまったり、ひねることができなくなるなどの運動制限が残ったときは、胸腰部の運動障害として、以下の通り、後遺障害等級が認定されます。
(1)胸腰椎の骨折により胸腰部が強直した場合(通常の可動域の1/10以下に制限された場合)、6級5号
(2)胸腰椎の骨折により、胸腰部の可動域が通常の可動域の1/2以下に制限された場合、8級2号

 胸椎・腰椎の骨折の後遺障害申請のポイント

胸椎・腰椎の骨折についての後遺障害申請のポイントは以下の通りです。

(1)後遺障害診断書の左ページの「自覚症状」の欄の記載について

胸椎・腰椎の骨折により、生じている痛みやしびれの症状をこの欄に記載する必要があります。

(2)後遺障害診断書の右ページの「脊柱の障害」の欄の記載について

「圧迫骨折・脱臼の部位」の欄に、骨折の部位を記載することが重要になります。また、骨折により、腰が曲がってしまったり、ひねることができなったなど、運動制限が残ったときは、「運動障害」の欄に可動域の記載が必要です。

(3)後遺障害診断書の右下ページの「障害内容の増悪・緩解の見通し」の欄の記載について

現在の症状が長く続く見込みであることを記載することが重要になります。たとえば「症状の緩解の見込みはない」などと記載してもらいましょう。

(4)画像の提出について

骨折部位および脊柱固定術の施術のわかるX線画像またはMRI画像を添付し、脊柱の障害欄の記載(骨折および脊柱固定術の部位、運動障害、荷重機能障害の有無)を記載してもらうことが必要です。

まとめ

胸椎・腰椎の圧迫骨折、粉砕骨折では、変形の程度、可動域制限の程度について正しく測定したうえで、後遺障害の申請をすることが重要なポイントになります。少なくとも後遺障害診断書を提出する前の時点で弁護士のチェックを受けておくことが大切です。咲くやこの花法律事務所でも多数の認定例がありますので、ぜひご相談ください。

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