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交通事故や後遺障害についてわかりやすく解説
交通事故お役立ちコラム

死亡事故について

死亡事故の慰謝料について

被害者が、交通事故に遭って、亡くなった場合には、死亡慰謝料を請求することができます。
このページでは、交通事故で被害者が亡くなった場合の死亡慰謝料について、以下の項目をご説明します。
●死亡慰謝料を請求できる人は誰か
●死亡慰謝料の額はどのくらいか
●死亡慰謝料の慰謝料増額事由

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死亡慰謝料を請求できる人は誰か

交通事故で被害者が亡くなった場合、慰謝料を請求できるのは誰でしょうか?

結論から言うと、以下の人が請求できます。
(1)被害者の相続人
(2)被害者の近親者
以下で順番にご説明します。

(1)被害者の相続人による請求について

被害者が交通事故で亡くなった場合、被害者本人に慰謝料の請求権が発生し、これが相続人に相続されます。「被害者本人の慰謝料」は、相続人に相続されます。  そのため、「被害者の相続人」は、その相続割合に応じて、被害者本人の慰謝料を請求することができます。 誰が相続人になるかは、以下のとおりです。

ア 被害者に配偶者と子がいる場合
配偶者が1/2、子が1/2を相続します。

イ 被害者に配偶者と両親がいる場合
配偶者が2/3、両親が1/3を相続します。

ウ 被害者に配偶者と兄弟がいる場合
配偶者が3/4、兄弟が1/4を相続します。

エ 被害者に配偶者がいない場合
被害者に子がいれば子、被害者に子がいなければ被害者の両親、被害者に子も両親もいなければ被害者の兄弟が相続人になります。

なお、保険会社側は、相続人全員について賠償問題を解決しようとして、相続人代表を選ぶように求めてきます。しかし、これは保険会社の都合でそのようにしているだけであり、法的には根拠がありません。相続人間で足並みがそろわない場合は、一部の相続人だけであっても、自分が相続した分の慰謝料の請求が可能です。

また、被害者の相続人のうち、被害者と近い関係にあった方については、被害者本人の慰謝料とは別に、「近親者固有の慰謝料」を請求することができます。「近親者固有の慰謝料」は、近い関係にあった被害者が亡くなったことによる近親者自身の精神的負担について、慰謝料の請求を認めるものです。

(2)被害者の近親者からの請求について

被害者の相続人でなくても、被害者の両親、兄弟、被害者に配偶者がいなかった場合の内縁の妻などの近親者については、近親者固有の慰謝料が認められます。
これは、近い関係にあった被害者が亡くなったことによる近親者自身の精神的負担について、慰謝料の請求を認めるものです。

ここでは、「死亡慰謝料が請求できるのは、被害者の相続人と被害者の近親者であること」、「相続人間で足並みがそろわなくても慰謝料の請求は可能であること」をポイントとしておさえておきましょう。

死亡慰謝料の額はどのくらいか

交通事故で被害者が亡くなった場合の慰謝料は、被害者の家族内での役割や立場などを具体的な事情を考慮して、金額が決められます。大枠で説明すると、目安としては、以下のとおりです。

(1)被害者が、家族が生活を維持するための収入を得ている場合 2700万円~3100万円

(2)被害者が、家族の家事、育児などを担当している場合 2400万円~2700万円

(3)被害者が、独身者、子供、老齢者の場合など 2000万円~2500万円

これらの金額は、被害者本人の慰謝料、近親者固有の慰謝料をあわせた金額となります。

なお、死亡事故の場合、死亡慰謝料のほかに請求できる項目として、「逸失利益」、「葬儀費用」があります。仕事をされている方や、家事をされている主婦の方が亡くなられた場合、ここに記載した「死亡慰謝料」よりも「逸失利益」の金額が高くなることが通常です。

死亡慰謝料の慰謝料増額事由

加害者の行為が悪質であったり、事故後の態度が不誠実であったりする場合には、通常の基準よりも増額した慰謝料を請求することができます。具体的には、これまでの裁判例では、以下のような場合に慰謝料の増額が認められています。

慰謝料増額事由が認められるケースの例

・加害者がひき逃げをした事故
・酒酔い運転による事故
・信号無視による事故
・大幅なスピード度違反による事故
・事故後、謝罪がなく、事実と異なる事故状況を主張していたケース

具体的な裁判例は以下のようなものがあります。

(1)酒酔い運転による事故に関し、慰謝料増額を認めた裁判例

事件の内容:加害者は、酒に酔って正常な運転ができない状態で、センターラインをオーバーして事故を起こしました。しかも、事故後は、携帯電話をかけたり、たばこを吸ったりするだけで、被害者を救助しようとしませんでした。そして、警察には、被害者がセンターラインをオーバーしてきたと事実と異なる事故状況を主張しました。

裁判の結論:裁判所は、「被害者の悲嘆の大きさは察するに余りある」とし、通常の基準より800万円増額させた慰謝料を認めました。

(2)信号無視による事故に関し、慰謝料増額を認めた裁判例

事案の内容:加害者は、交差点の10メートル手前で、赤信号であることを認識したのに、交差点に進入し、事故を起こしました。しかも、加害者は、倒れている被害者を傍観しているだけで、救護の措置を一切講じませんでした。また、警察には、加害者側が青信号であったかのように虚偽の説明をしていました。

裁判の結論:裁判所は、「遺族の被害者感情がことのほか激しいのも当然である」として、通常の基準より1000万円増額させた慰謝料を認めました。

(3)スピード違反、無免許運転による事故に関し、慰謝料増額を認めた裁判例

事案の内容:加害者は、制限速度を20キロメートル超過した時速80キロメートルの高速で走行し、事故を起こしました。しかも、加害者は、これまでも無免許運転を繰り返しており、自動車の車検も切れていました。さらに、事故後も加害者は、遺族に謝罪しませんでした。

裁判の結論:裁判所は、「加害者の遵法精神に欠ける態度が、事故発生の大きな原因となった」とし、通常の基準より500万円増額させた慰謝料を認めました。

このように、慰謝料増額事由により、死亡慰謝料額が大きく、増額されることがあります。

まとめ

このページでは、死亡慰謝料について、「請求できる人は誰か」、「請求できる金額はどのくらいか」、「死亡慰謝料の慰謝料増額事由」についてご説明しました。死亡慰謝料については、任意保険会社からは、本来請求できる金額よりも非常に低額な額にしか提示されないことがよくあります。また、任意保険会社の担当者が「相続人の代表が決まるまでは支払いができない」などと言ってくることもよくあります。間違った対応をしないためにも、このページでご説明した点をよく確認しておきましょう。

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